デブの副業!

デブだから稼げる!

センズリで稼ぐ方法④

明けても暮れてもセンズリセンズリと言っているイカれたデブ(市場ではガチムチと呼ばれる)大学生の山口を遠ざけようとする人は断捨離し、可愛がってくれる社長にグイグイ入り込んでいった。ラインを教えて貰えば、自分からメールをジャンジャンしましたね。


面白い店があるから社長!一緒にいきましょう。もちろん金は山口が払います!


とか、


美人すぎる偏差値80女がいるんですけど、おもしろい奴なんで会ってみませんか?


とか、まあ色々振りました。振るためにはネタを持ってないとダメなので、行動はしてましたね。まとまりなく、いろいろ。


そうするうち、山口のセンズリに30万円払うっていう社長さんが現れたんです。2年くらいかかりましたかね、でも、安売りしなかったからこの数字になった訳です。カギは人間関係をしっかり断捨離し、決めた標的に時間とエネルギーをしっかり割くこと。毎日メールは当然として、メールする時刻を規則的に、つまりルール化し、この時刻は山口からメールが来る!と社長の脳みそが勝手に構えるくらいにまで習慣化させました。これらのことはそこらへんに売ってるビジネス本に全部書いてあることばかりです。


その社長はたまたまゲイで、だけど奥さんも子供もいた。だから山口という人間がとても利便性が高かったんだと思います。山口が社長と付き合いたいと言い出すことは絶対ありませんから。お金で割り切って、しかも、普段はジムで頻繁に会っている間柄ですから、全くの他人というわけでもありません。だから信用して貰えたんだと思います。